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第3回臨床研修医・医学生のための救急セミナー終了報告

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学生・研修医と救急医の熱い夏が始まった。

第3回臨床研修医・医学生のための救急セミナ-を平成26年7月19日に東京医科歯科大学・湯島キャンパスで行いました。救急医学に興味のある臨床研修医および医学生が東北から九州と全国から、医学部2年生から研修医2年目まで幅広い学年の計42名が参加されご報告致します。大盛況だったセミナーの熱気が少しでも伝われば幸いです。

救急医 ドクターE !!

まずは学年対抗のクイズ大会からセミナーは始まりました。“ドクターE“(EmergencyのE)と題うち実際の救急症例に基づいた問題に格闘しました。各学年5名前後のチームに救急医がファシリテーターとして謎解きをサポート。外傷外科、集中治療、ERと3セクションと問題は多岐にわたり参加者を悩ませました。

当初は地方大学から一人で参加している学生や研修医もいましたが、「同学年の人と同じテーブルで一緒にディスカッションが行えたのはとてもよかったです。クイズなどを通して救急の魅力がとても伝わりました。」と不安は払拭された模様。そして研修医も交えた中で優勝したのは…なんと医学部6年生の混合複数大学生チーム!低学年の下克上(?)もありクイズは大いに盛り上がりました。(優勝チームには豪華賞品が後日送付されました!)

クイズ後、参加者の声では「ER型では少し謎解き感が出ていて面白いと思いました。」、また「症例に応じて臨機応変な対応を求められ、特定の臓器のスペシャリストになることより、ジェネラリスト的な要素が求められるのかな・・・という印象を持っています。」と救急医としての役割をイメージできたとの感想もいだだきました。

クイズに格闘する女性研修医チームとファシリテーターの現役救急医

クイズに格闘する女性研修医チームとファシリテーターの現役救急医。
出身大学・所属病院は違えど学年は一緒!仲間どうし力を合わせ、ファシリテーターの助けを借りながらまさにチーム医療で実際の症例さながらの問題に格闘します。

クイズの様子

司会者の「答えをどうぞ!」の合図で各チームスケッチブックに書いた答えを高く掲げてもらいます。となりのチームと同じ答えが正しいとは限らない!? それもクイズの醍醐味です。

ワークショップ:「救急医のキャリアパス」

「救急医に興味はあったが、キャリアパスや仕事内容が分からなかった。」

「将来的に救急で働きたいと思っているが、実際の現場で働いている医師はどのような人が多いのか?」 これは参加前の学生・研修医の実際の生声です。

多くの学生・研修医が興味を持っている、でも誰も教えてくれない?救急医のキャリア形成。そこで今回は所属も学年も違う救急医5名がそれぞれのキャリア(外傷外科、基礎研究、災害、小児ER、女性放射線救急)についてプレゼンテーションしました。ひとことに救急といっても多種多様であることを学生・研修医に伝えたかったからです。

プレゼンテーション後に学年別チームでグループワークをしていただき、各々の理想の救急医像やそのために必要なキャリアを考えてもらいました。各グループではファシリテーターが議論をサポートし、そこで出た論点や疑問点を全体で取り上げ適時プレゼンターの先生から回答・フィードバックをいただきました。

グループワークの様子

学年・キャリアも違う救急医5名。救急医と一言に行っても外傷外科、基礎研究、災害、小児ER、女性放射線救急とそれぞれの業務は多種にわたります。聞きにくい質問もファシリテーターを介して質疑応答ができました。

懇親会でプライベートなキャリアパスも相談

クイズで頭をフル回転し、キャリアパスで将来の夢を広げたところでそのまま懇親会へ突入しました。(ほとんどの参加者とセミナースタッフ救急医が懇親会に参加しました。)

ほとんどの参加者と委員・WG(セミナースタッフ救急医)懇親会に参加しました。

同学年の情報交換もでき他大学・他病院の先生ともすっかり仲良くなってました。
また自分のキャリアパスの質問も個別に救急医に聞けるチャンスとばかりに質問を投げかける参加者もいました。

学生・研修医たち

憧れの救急医と話ができご満悦の学生・研修医たちです。
さらに他大学・他病院とのネットワークも出来たようです。

集合写真

所属は北海道から九州まで、年齢も医学部2年生から40年以上の超ベテラン救急医まで集まった集合写真です。
日本で最もバリエーションに富んだ救急魂のこもった一枚。

当委員会では来年度も救急の魅力を伝えるべく第4回のセミナーを開催予定です。
平成27年の春には具体的なアナウンスが出来ると思います。リピーターも新規参加者も奮ってご参加いただければと思います。

学生・研修医部会設置運用特別委員会 一同

公開日:2016年4月2日