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6. 引き継ぎ時、専門科医師の「ありがとうね、先生」は救急医の誇り

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img-murata「一刻を争う重症患者を受け入れ、診断と治療を並行し、傷病のみならず患者背景に深く関わった診療を急性期に行える事」は勿論救急医の魅力ですが、さらに、実際に自分が救急医になって初めて気付くことができた大きな魅力があります。

救急では初期診療後に専門科へ治療を引き継ぐことも多く、この時はいつも緊張します。
専門科から見て自分の初期診療は適切であったのか。情報収集、家族対応、手術や輸血の準備、専門科callのタイミングは十分であったのか。

そんな中、駆けつけた専門科医師が何も追加の指示や検査を入れる必要が無く、一直線に手術室へ向かい、その途中「ありがとうね、先生」と一言声をかけてくれる。

この「ありがとう」には患者さんや家族からもらう「ありがとう」と同じくらいの喜びがあります。全ての診療科に対して納得のいく初期診療を行なうという非常に難しい技術、これは「振り分け」などでは決して無い、「初療」という救急医の大事なスペシャリティであると誇りに思っています。

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