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27. 救急医には地域医療・高齢者医療も将来の選択肢

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卒後
30年

医療法人隆英会 ますざき医院
益崎 隆雄

医療法人隆英会 ますざき医院 益崎隆雄救急医を目指す方の中には,一生救急医として活躍できるか不安な方もいるでしょう。

しかし救命センターを離れようとも救急医は地域に貢献できます。私は過疎と高齢化が進行する僻地で無床開業している救急科専門医です。

僻地の救急医療は崩壊しており、超高齢者も都市部の高次病院へ搬送され、高次の負担増となっています。

また当人の望まない過剰な医療介入が医療費を引き上げ、社会の負担増となっています。

これらを回避するには医学的要因のみならず患者背景を考慮した治療方針決定が必要で、救急体制に精通した救急医の幅広い視野による判断が有用です。

さらに地域医療では行政を始め多職種との連携が重要ですが、他科や他職種と日常的に連携し多方面との共同作業に長けている救急医は、田舎にとってまさに必要な人材です。

救急医にとって地域医療、高齢者医療も将来の選択肢となり得ることを若い救急医や救急医を目指す方々に知っていただければ幸いです。

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