28. 救急医ってJokerだと思うんですよね
消化器内科医であった自分が救急医になろうとしたきっかけは医師7年目の地方病院にいる時でした。
日常診療の中に起こる非日常な場面に対応するためには、救急医になることが必然的な道であったと思っています。
救急医ってトランプに例えるとJokerだって思うんですよね。
エースと呼ばれる心臓外科医や脳外科医のようなカードではないんです。
時にババ抜きのように他の科から嫌われてしまう存在なのかもしれません。
つまり、ルーチンに事が運べば日常診療の中では使う必要のないカードなんです。
けれども、突然、事故にあわれた患者さんが運ばれたり、災害が起こったり、専門外の患者さんを目の前にしたり、思いがけない合併症に出くわしたり、そんな日常の中に起こる非日常の瞬間に最強のカードに変われるのがJokerなんです。
患者さんを守るため、そして医師としての自分を守るため、“救急医”という切り札をあなたも身につけてみませんか?
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