34. 救急医としての人間力、そして働き方改革
現在は2つの救命救急センターが合併した新病院の運営に関与しています。総合病院としてのマンパワー、設備を最大限活かせるような救命救急センターにするためにも、各診療科、関連部署、そして救急隊、他医療機関との連携強化が重要ですが、チーム医療の中心にもなる救急医は、人間力も重要な要素と思っています。
重症、急変時でも迅速かつ冷静に対応し、幅広い分野に精通しながら各部署と円滑に連携する必要があり、一個人の人間力も問われます。その人間力を養う意味でも、働きがい、働きやすさのある職場は重要です。
やはり患者さんの人生の中で一大事となる場面で人の役に立てるというやりがいは救急医として続けてこられた理由でもあり、スタッフ間の風通しの良い職場づくり、個人のやりたいこと、家庭事情などに配慮できる診療体制は魅力的な職場環境となります。重症疾患を含めた初療対応、ICU管理、ドクターヘリの病院前診療など仕事は多いですが、救急診療体制の整備も救急医として重要な任務と考え、これまでの経験を活かしていきたいと思っています。
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