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イマドキ「若手救急医」の現実は?!

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~2015年アンケートに見る救急医学会若手医師会員の動向~

現在救急医療の第一線で活躍している若手救急医。彼らについて、2015年、日本救急医学会男女共同参画推進特別委員会で日本救急医学会若手医師会員にアンケートを行い、その現状を調査しました。

【1】日本救急医学会「若手医師会員」って?

2015年5月現在、日本救急医学会の25歳から39歳の医師会員3833人に電子メールでアンケートを送付したところ、465人(12.1%)から回答を得ました。内訳は男性397人(85.5%)、女性68人(14.6%)でした。

【2】年齢の内訳、性別の内訳は?

25歳から29歳が66人(14%)、30歳から34歳が196人(42%)、35歳から39歳が203人(44%)でした。35歳から39歳の医師が最も多いことが分かりました。男女の内訳は、25歳から29歳が男性51人、女性15人、30歳から34歳が男性165人、女性31人、35歳から39歳が男性181人、女性22人でした。若手救急医に女性が増えています。

年齢の内訳、性別の内訳は?

年齢の内訳、性別の内訳は?

【3】救急科専門医ですか?

救急科専門医は251人(54%)、非専門医は214人(46%)で専門医がやや多いことが分かりました。

救急科専門医ですか?

救急科専門医ですか?

【4】専門医、非専門医の性別の内訳は?

専門医では、男性220人(87.6%)、女性31人(12.4%)。非専門医では、男性117人(82.7%)、女性37人(17.3%)でした。非専門医で女性医師の割合がやや高いことが分かりました。

専門医、非専門医の性別の内訳は?

専門医、非専門医の性別の内訳は?

【5】専門医の年齢、性別の内訳は?

25歳から29歳は4人で、男性3人(75%)、女性1人(25%)。30歳から34歳は86人で、男性70人(81.4%)、女性16人(18.6%)。35歳から39歳は161人で、男性141人(87.6%)、女性20人(12.4%)でした。
救急科専門医は臨床研修2年および救急専従3年の5年を経ないと、専門医は取得できないため、29歳以上になります。

専門医の年齢、性別の内訳は?

専門医の年齢、性別の内訳は?

【6】現在の救急医療への関わり方と、性別の内訳は?

全体では…?

「現役の救急医」が290人(62%)、男性246人、女性44人、「救急医を目指している医師」が59人(13%)男性51人、女性8人、「自分の診療科として救急医療に携わっている医師」が73人(16%)、男性65人、女性8人でした。

専門医では…?

「現役の救急医」が198人で、男性167人、女性31人、「救急医を目指している医師」が2人で、男性2人、女性0人、「自分の診療科として救急医療に携わっている医師」が27人で、男性24人、女性3人でした。専門医の中で、現役救急医として働いている医師は78.9%でした。

非専門医では…?

「現役の救急医」が91人で、男性78人、女性13人、「救急医を目指している医師」が57人で、男性49人、女性8人、「自分の診療科として救急医療に携わっている医師」が46人で、男性41人、女性5人でした。非専門医の中で、現役救急医として働いている医師は42.5%でした。

【まとめ】

救急科専門医は35歳から39歳に多く、現役の救急医として約80%が働いていました。非救急科専門医は30歳から35歳に多く、現役の救急医として約43%が働いており、救急医を目指している人も約26%ありました。若手医師の実際を、このホームページの「先輩の声」や「私のキャリアプラン」でたくさんご紹介しています。ぜひご覧になって参考にしてみてください。

出典:2013年 日本救急医学会女性医師会員アンケート調査結果(日本救急医学会女性医師参画推進特別委員会 現男女共同参画推進特別委員会)

公開日:2016年5月9日