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熊本赤十字病院 加藤 陽一

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加藤 陽一
熊本赤十字病院
加藤 陽一
卒後
0年

富山医科薬科大学 医学部医学科

救急医療に携わりたくて医学部に入りました。臨床医学の授業が始まる前から、夏休みに東京近郊の救命救急センターを見学させてもらいモチベーションを上げていたのと同時に、米国で臨床のトレーニングを受けたいという漠然とした夢も持ち始めました。バレーボール部で全医体に出場できたことは良い思い出です(チームメートに恵まれました)。

卒後
1年

富山医科薬科大学 第二内科 医員

尊敬できる上司がいて大学の中で一番救急部から呼ばれる科に入局しました。自分があまりに無力で今でも思い出すと恥ずかしくなります。でも必死で病院にしがみついていたあの頃は、自分の医師としての土台の大事な部分になっています。

卒後
3年

在沖縄米国海軍病院 シニアインターン

帰国子女でもない私が抱いていた「米国で救急医療を学びたい」という夢を実現可能な計画にまで押し上げてくれたのはここでの1年間でした。この頃から周囲の人と新たなプロジェクトを始める際には困難さと同時に大きな楽しさも湧き出てくるものだと実感するようになりました。

卒後
4年

生命保険会社 査定医

毎朝スーツにネクタイで満員の通勤電車に乗り、会社という組織で働かせて頂きながら留学の準備をしました。貴重な経験をさせて頂いたとともに、医師であるという事、またその知識と経験は色々な形で活かすことが出来るのだという事を感じました。

卒後
5年

Beth Israel Medical Center Department of Emergency Medicine レジデント

まさに救急医としての土台を形作ってもらった3年間でした。インターネットなどを通して情報は米国内と遜色のない量が瞬時に手に入る時代になりましたが、「経験」という二文字には収まりきらない大きなものを手に入れました。言葉のコミュニケーションで劣り地味に勉強する私を、”Knowledge is power”といって励まし続けてくれたプログラムの皆にただ感謝です。後輩たちにも伝えたい言葉です。

卒後
8年

熊本赤十字病院 救急部 医師

ずっとあたまに付いていた「研修医」という言葉がやっととれたと同時に8年目にして初めて診療に対して一人で責任を負う立場になりました。怖いという思いもありましたが、「救急医になりたい」という高校生のころに描いたイメージにやっと辿り着いたうれしい瞬間でした。先輩救急医の指導を受け充実した生活を送っていましたが、徐々にみんなでハッピーになるにはただ”knowledge”をつけるだけでなく“solve”や“create”ということをやっていかなくてはならないと感じるようになりました。

卒後
11年

救急科専門医取得

恥ずかしながら、初年度は必須手技の登録に未来の日付を入れてしまい一例足りずに不合格。翌年は米国からの書類が締め切りまでに届かず不合格。満を持して3年目にやっと取得できました。「難産の子は健やかに育つ」となってくれればいいと思っています。

卒後
12年

京都府立医科大学 救急医療学教室 助教

将来救急科専門医にならない(けれども救急医療の最前線に立つことになる)多くの医学生や研修医と共に、大学という場で救急医療を行うことで日本の救急医療に貢献したいと思い大学に移りました。大学病院、救命救急センターそして当直を行った二次救急病院など様々な施設での経験は地域全体で救急医療をどうとらえるかを考える大きなきっかけになりました。

卒後
14年

熊本赤十字病院 救急部 副部長

普通の医学生や研修医にとって体力や勤務環境など色々な面で少し「ハードルが高い」と感じられている(私の思い過ごしかもしれませんが)「救急科専門医になる」ということを、ごく当たり前の身近な選択肢になるようにしていきたいと考えています。救急科専門医になるために磨かれる、院内、地域を俯瞰しコーディネートするという能力は社会の様々な場面で活かすことが出来るものです。一人でも多くの人に救急科専門医に興味を持ってもらいたいと思っています。

未来へ

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公開日:2016年5月23日