第47回 日本救急医学会・学術集会 学生・研修医セッション 表彰式
本セッションは日本救急医学会の学生・研修医部会運用検討特別委員会の企画の1つとして開催されました。学生から18演題、研修医から149演題と多数の応募を頂き、口演、ポスターでご発表いただきました。各発表はどれも学生・研修医とは思えないような高いレベルの、素晴らしい発表でしたが、厳正なる審査を経て優秀演題を選出いたしました。
【研修医優秀演題】
『年齢のみ該当する場合におけるCanadian CT Head Ruleの有用性の検討』
吉田 龍太朗先生(東京ベイ浦安市川医療センター臨床研修センター)
【研修医口演】
『当院における心肺蘇生の現状と蘇生率の改善に向けての調査研究-第2報』
荒木 俊先生(伊勢赤十字病院)
【学生優秀演題口演】
『Abusive head traumaにおける虐待診断ツールの検証』
山本 諒先生(岡山大学医学部医学科)
【研修医セッション ポスター】 (セッション番号順)
- 『自動車事故直前に内因性大動脈解離を発症したと考えられる院外心停止』
山崎 弘貴先生(京都第二赤十字病院救命救急センター)
- 『当院ERを受診した血管性浮腫7例の検討』
今村 沙弓先生(大阪警察病院臨床研修医指導センター)
- 『減圧症の2例』
佐藤 寛起先生(旭川医科大学病院卒後臨床研修センター)
- 『急性期に気道・呼吸管理を要した非骨傷性頚髄損傷の2例』
中村 和貴先生(山形県立中央病院救命救急センター救急科)
- 『主膵管損傷の診断に難渋した鋭的膵損傷の1例』
河野 仁洋先生(地方独立行政法人山梨県立病院機構山梨県立中央病院救命救急センター)
- 『除雪を契機に発症した非外傷性腹直筋血腫の1例』
伊與部 拳太先生(旭川医科大科学病院卒後臨床研修センター)
- 『過去2年間に当院ERを受診し初期研修医が初期対応を行った急性心筋炎6症例の検討』
山下 大輝先生(市立四日市病院)
- 『血中濃度不明のまま緊急透析を行った急性リチウム中毒の一例』
松平 綾先生(琉球大学医学部附属病院救急部)
- 『マムシ咬傷の後に肺動脈血栓塞栓症を発症した1例』
石川 万友美先生(旭川医科大学病院卒後臨床研修センター)
- 『咽頭痛を主訴に来院し、腕頭動脈解離をきたし死亡した37歳女性』
松本 麻里奈先生(湘南鎌倉総合病院)
- 『IVRから開腹手術へ迅速移行した腹部内臓動脈瘤破裂の1救命例』
相澤 陽太先生(杏林大学医学部付属病院総合研修センター)
- 『腹痛を主訴に来院し、Peutz-Jeghers症候群による腸重積症、結腸腫瘍が疑われた一例』
長屋 龍太郎先生(トヨタ記念病院救急科)
- 『アナフィラキシーショックに対するアドレナリン投与後に被殻出血をきたした一例』
高畑 寛樹先生(岡山済生会総合病院救急科)
- 『扁桃周囲膿瘍から下行性壊死性縦隔炎に対して、集学的治療を行い救命しえた1例』
藤内 伸智先生(大分県立病院救命科)
- 『Streptcoccus bovis菌血症を契機に発見された大腸悪性腫瘍の一例』
中山 みや美先生(北海道医療センター臨床教育研修部)
- 『Pembrolizumab使用後、ニューモシスチス肺炎を発症した1例』
石林 健一先生(石川県立中央病院救急科)
- 『失神を契機に診断し得た肺高血圧症を合併した全身性エリテマトーデスの一例』
稗田 保奈美先生(労働者健康安全機構横浜労災病院)
- 『高アンモニア血症を手掛かりに成人発症2型シトルリン血症と診断した一例』
三島 世奈先生(独立行政法人国立病院機構横浜医療センター救急・総合診療科)
- 『右頭頚部領域の疼痛を主訴に来院し,亜急性甲状腺炎を疑った不明熱の一例』
杉原 晋之介先生(労働健康安全機構横浜労災病院救命救急センター)
【学生セッション ポスター】 (セッション番号順)
- 『敗血症性血管炎により誘発される腸管粘膜バリアの変化の検討』
若山 佑豪先生(岐阜大学大学院医学系研究科救急災害医学分野)
- 『エチレングリコール中毒、「早期介入」が功を奏した一症例』
佐々並 三紗先生(岡山大学医学部医学科)
本委員会では、学生研修医部会の立ち上げに向けて自発的な活動が動き出しました。今後は各大学の医学部生、各病院の研修医が連携しながら救急医学の魅力を発信していくことでしょう。本委員会はより多くの医学生、研修医が救急医学の道を志して頂けるように今後も活動を続けて参ります。
学生・研修医部会運用特別委員会
委員 野村智久(順天堂大学練馬病院)