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日立総合病院救命救急センター 園生 智弘

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卒後
0年

東京大学 医学部医学科

医学生時代は、医学部バレーボール部で活動するとともに、オリジナルバンド「メタリ娘。」を大学の仲間と編成し、バンド活動でギターの腕を磨くことに没頭していました。ぼんやりとした外科系診療科への気持ちはあったものの、将来の診療科は決めきれず、広く経験が積める研修先を選びました。

卒後
1年

東京逓信病院 臨床研修医

初期研修では優秀な研修同期に恵まれ、院内の寮で合宿のような楽しい研修生活でした。特定の臓器別診療を極めていくスタイルだと飽きっぽく多動気味な自分は大成できないだろうという思ったこと、それから医療提供体制を”システム”として変えていくような仕事をしたかったので、社会との接点の大きい救急科を選びました。学生時代に大変印象に残っていた米国式ベッドサイドレクチャーを行う東京大学軍神先生の下で学ぼうと東大救急に入局を決めました。

卒後
3年

東京大学医学部附属病院 救急集中治療科

東大病院で4年間、救急集中治療の鍛錬を積みました。東大ICUは日本有数の重症度の症例経験を積めてとても刺激的でした。当時の東大医局は若手の医局員が多く、救命センター指定の直後で、年々症例数が増加していました。医療スタッフや研修医教育プログラムの検討など、”医療システム”に関わる仕事にも取り組むことができました。症例報告や臨床研究の経験も積みましたが、データベース整備の重要性と大変さを痛感し、医局の同期らと救急データベースのprototypeを構築し始めたのもこの頃です。

卒後
7年

日立総合病院 救急集中治療科
救急科専門医・集中治療専門医取得

北関東有数の症例数を誇る日立総合病院で、ER/ICU/臨床研究の各方面でさらなる研鑽を積みました。救急・集中治療の専門医を取得しました。東大時代から進めてきた医療データベースの構築や医療ITの現場応用による急性期医療のアップデートというところに一番の興味が向いてきました。日立総合病院内で救急・集中治療データベースの構築を試行錯誤しつつ、同じような思いを持つ全国の若手救急医との繋がりを、学会等を通じて構築していきました。

卒後
8年

TXP Medical株式会社起業

医療データベースに関わるノウハウを全国の救急病院に展開し、救急データ研究を促進、最終的にはデータに基づく質の高い急性期医療が提供される世界を実現することを目的としてTXP Medical 株式会社を起業しました。大病院向け救急プラットフォーム NEXT Stage ERをリリースし、2020年夏現在、全国30箇所の救命センタークラスの大病院で導入されています。リリース当初は大変な苦労がありましたが、日本中の救急医の先生方の熱烈なサポートを受けての展開であったと考えています。

卒後
11年

これからのプラン

救急医療では本来繋がっているべきデータが分断されていて、AIの活用以前の膨大な書類業務が発生しています。このような書類業務から医療現場を解放していきたいと考えています。また、未来の急性期医療現場では、IT技術の適切な活用が、臨床業務の推進と研究の遂行の両面で鍵となります。TXP Medicalは社内に第一線の研究者医師・医学生によるリサーチチームを有しており、民間企業とアカデミアの境界線を超えて医療のより良い未来のために協業できるような世界観を構築していくことが目標です。

未来へ

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内容のアップデートもお待ちしています!

先生がどういった経緯を経て救急医という職業を選ばれたのかを
熱いメッセージとともに寄せていただければと思います。
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さらに、男女問わず結婚や出産、育児という家庭人としての経験と仕事を
どのようにバランスよくこなしてきたのかなどの体験談も併記いただける方は
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公開日:2020年9月15日