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32. 「なんでも診られる」を専門にする

心肺停止やショック患者の蘇生、医療物資の限られた病院前での診療…重症度も疾患も環境も問わず、患者と向き合えるのは救急医だけではないだろうか。

研修医の時から救急現場には興味があったが、「目の前の人に手が出せる医師に」という上級医の言葉に私がずっと思い描いていた医師の姿を見、救急の道に進んだ。

救急医として働きながら、私は母になった。妊娠出産育児の経験は、医師のキャリアとしては一見止まったかに見える。しかし、人生においては唯一無二の貴重な経験であり、命を産み育む尊さを肌で感じた経験は、医師として働く上で大きな厚みとなっていると感じる。「命」を診ることにもっともっと謙虚に素直になった。

現在は育児に奮闘しながら現場にも復帰し、患者の診療やDr.Car/Heli業務に当たっている。メリハリのある毎日だ。妊娠出産を経て、現場に向かう気持ちも新たになった。

救急医は振り分け係でも専門性がない科でもない。「なんでも診られる」ことこそが専門だ。人生の経験全てを生かせる場だ。

医師として人として様々な経験をしながら、熱く走り続けたいと思う。

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